外反母趾について
外反母趾についての痛み、外反母趾で足指に変形のある患者さんを診る事があります。
よくある外反母趾の症状は、足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところに痛みが出ているものです。そして、その突出部が靴に当たって炎症を起こして、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになる場合もあります。
外反母趾の一番の原因は靴を履くことで、幅の狭いつま先が細くなった靴を履くと母指のつけ根から先が圧迫されて変形します。ヒールの高い靴はつけ根にかかる力が増えてさらに変形を強くします。
10歳代に起こるものは母指が人差し指より長かったり、生まれつき扁平足ぎみであったりする外反母趾になりやすい特徴があります。最も多い中年期のものは履物に加えて、肥満と筋力低下などによっておこります。
健常な足には縦のアーチだけでなく横のアーチがあります。外反母趾ではこれらのアーチが崩れて扁平足になると、中ほどにある母指の中足骨が扇状に内側に開き、それから先の指は逆に靴で外側に圧迫されておこります。
軽度〜中等度〜重度で予後は異なりますが、気になられる方おられましたら一度ご相談ください。
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